吾愛人について

ABOUT

天文館から発信し続ける
伝統と新しさ

鹿児島の繁華街・天文館の地で私たちは創業以来、七十余年に渡って鹿児島の味を提供し続けて参りました。

その歴史は、戦前まで遡り割烹として創業。戦後は大衆酒場として再出発し現在、郷土料理も扱ったお店となりました。

吾愛人の店名は、鹿児島ゆかりの児童文学者・椋鳩十氏より授かりました。

今日も私たちは、故郷の新鮮な味を伝統と新しさが交わる一皿として提供いたします。

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吾愛人の歴史

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天文館の地に
見守られながら

私たちは戦前、割烹料理店として鹿児島市平之町にて開業いたしました。
当時は屋号を「若竹」といい、お客様の笑い声に琴や三味線の音が響き渡る、にぎわいのあるお店でした。
戦後になると鹿児島でいちばんの繁華街である天文館(鹿児島市東千石町)へ移転。
時代の波に合わせて大衆・郷土料理店へと舵を切りました。

昭和37年には、当店二代目店主と親交のあった児童文学者・椋鳩十氏に命名いただき
現在の店名である「吾愛人(わかな)」へ改名。
その後、何度かの改装や改築を経て、令和4年には本店が新しい装いに生まれ変わりました。
現在は本店を含む4店舗でお客様をお出迎えしています。

地元の方はもちろん、県外から鹿児島の味を求めてお越しくださるお客様からも
長年にわたりご愛顧いただいています。

吾愛人と椋鳩十

椋鳩十の写真 椋鳩十

愛する人に接するように、
迎えるように。

「吾愛人」の名を授けてくれたのは、先代と親交のあった児童文学者の椋鳩十氏。『大造じいさんとガン』、『マヤの一生』ほか多数の児童文学作品で知られる文学者で、教師として鹿児島に赴任し、その後、県立図書館長を十九年間務めるなど鹿児島と縁の深い人物です。
氏は当店創業当初、割烹の頃から通ってくださり、時代がかわって郷土料理店になった後もかわらず通い、応援し続けてくださいました。
「愛人」とは、鹿児島・奄美大島の方言で「愛しい人」「大切な人」の意味です。西郷隆盛が奄美での生活を共にした妻の名は「愛加那(あいかな)」といい、西郷が好んだ言葉に「敬天愛人/天を敬い、人を愛する」があります。
椋氏が名付けた「吾愛人」は、自分が愛する大切な人に接するように、お客様に最高のおもてなしをご提供しなさいという願いが込められています。
椋鳩十氏直筆の命名の書を本店入り口に展示しています。ご来店の際は是非ご覧ください。
椋鳩十
椋鳩十文章

鹿児島の食文化

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みそおでん

当店の名物です。
南国の地、鹿児島に「なぜおでん?」と思われるかもしれませんが、先代から受け継がれ、70余年、つぎたしつぎたし受け継いでいる伝統の味です。
これまで休むことなく、その味を守ってきました。

色が琥珀色で白味噌仕立て。ネタは、鹿児島の食材をふんだんに使用した 定番の大根、地たまご、豆もやし、こんにゃく、もち巾着、厚揚げ、手造り さつま揚げ、特製ロールキャベツ、黒毛和牛の牛すじ、かごしま六白黒豚の 三枚身など20種類以上。冬季には鹿児島が誇る桜島大根などお楽しみいただけます。

吾愛人(わかな)のみそおでん

六白黒豚

日本一の黒豚生産県、鹿児島。その歴史は古く、始まりは400年の昔に遡ります。鹿児島の黒豚は「六白黒豚」と呼ばれ、黒毛の中で四肢と鼻、尻尾の6か所が白いことが特徴です。
吾愛人では、かごしまブランドに制定され、品質を保証された「かごしま黒豚」のみを使用。
さらに当店ではお肉を自社工場内で管理し、一枚ずつ丁寧にスライス。 牧場内からお召し上がりになるまで、冷凍処理を一切せずフレッシュな味わいを保持しています。

鹿児島県黒豚生産者協議会が定める「かごしま黒豚」の条件
●日本種豚登録協会の品質基準に基づくバークシャー種。
●サツマイモが10%~20%添加された餌を60日以上与えられた豚。
●「鹿児島黒豚生産者協議会会員」が鹿児島県内で育てた豚。

吾愛人(わかな)の六白黒豚

錦江湾の恵み

桜島の眼前に広がる錦江湾は、海の幸の宝庫。四季折々の海鮮を毎朝市場より直接仕入れてテーブルにお届けしています。

例えば“錦江湾の波のしずく”と呼ばれる、銀色に輝くきびなご。
酢みそでいただくお刺身は、新鮮なものを菊の花にかたどってご提供します。塩焼きや天ぷらは骨ごとお召し上がりいただけます。
その他にも首折れサバや地魚盛り合わせなど、その日の一押しをご提供していますのでお気軽にお尋ねください。

吾愛人(わかな)の錦江湾の恵み

串焼き

鹿児島の銘柄鶏「赤鶏さつま」を使用し、部位によって美味しさが引き立つ焼き具合が出せるよう、炭火で丁寧に焼き上げています。鹿児島ならではの甘い醤油で仕立てた付けダレは、先代より使用している秘伝のものです。
時代がかわっても愛される味をご賞味ください。
吾愛人(わかな)の串焼き

芋焼酎

鹿児島では酒と言えば、芋焼酎のこと。
現在、県内で作られている焼酎は代表銘柄だけでも104種ほど。吾愛人ではオリジナル焼酎のほか、県内各地の焼酎を取り揃えています。
黒豚のアバラ肉を焼酎で煮込む郷土料理のとんこつをはじめ、きびなご、さつまあげなど鹿児島の食とともに味わえば、焼酎の奥深い風味がさらに引き出されます。
吾愛人(わかな)の錦江湾の恵み

郷土料理

鹿児島の歴史と文化が詰まった薩摩郷土料理は、幕末の偉人達も愛した伝統の味です。
例えば黒豚のアバラ肉をコトコトと黒砂糖と焼酎で煮込んだ「とんこつ」、手造り・揚げたての味と香りが格別な「手造りさつま揚げ」、鶏が新鮮な鹿児島ならではの「地鶏の刺身」、鶏肉と野菜をふんだんに使った味噌汁「さつま汁」などを取り揃えています。
吾愛人(わかな) 郷土料理

各所に散りばめられた薩摩

吾愛人本店には、さまざまな鹿児島の文化・伝統工芸が散りばめています。

まず、お客様をお出迎えする顔である表札や外壁は加治木石を用いて、店内に入ると薩摩和紙を使った照明により温かみのある空間となっています。その他にも十字紋の装飾、屋久杉で製作されたテーブルなどたくさんの鹿児島が詰まった内装です。また1Fカウンターでは、伝統工芸品である薩摩切子や薩摩焼・帖佐人形・オリジナル焼酎グラスなどの展示・販売しています。鹿児島の息吹が感じられる品々は、お土産にも最適です。

  • 各所に散りばめられた薩摩 1

    『加治木石』: 時代を超え愛される貴重な名石

  • 各所に散りばめられた薩摩 2

    『薩摩和紙』: 無形民俗文化財にも指定された美しく、温かみのある丈夫な和紙

  • 各所に散りばめられた薩摩 3

    『薩摩和紙』: 無形民俗文化財にも指定された美しく、温かみのある丈夫な和紙

  • 各所に散りばめられた薩摩 4

    『屋久杉テーブル』: 樹齢1000年を超える世界的銘木が生み出す存在感は格別です。

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    『十字紋』: 島津家の家紋である十字紋は、薩摩のお守りとして広く知られています。

  • 各所に散りばめられた薩摩 6

    『沈壽官窯別注 吾愛人杯』:自分用にも、お土産にもオススメです。

  • 各所に散りばめられた薩摩 7

    『オリジナル焼酎グラス』『帖佐人形』:自分用にも、お土産にもオススメです。